9月の7日から始まった自活センターの教育が、今日で終了しました。
今日の授業は、「自分の人生で重要なこと」という題名で、
外部の講師ではなく、担当の先生が講義をして下さいました。
プリントが配られ、「ありがとう」「感謝しています」「ごめんなさい」
「許します」「愛しています」の言葉が書かれていて、
○○○○ありがとう、○○〇感謝していますといった具合に、
文章を作って行きます。
この言葉を使って、気持ちを伝えたい人に手紙を書きます。
普段私達は、家族や親しい人達に、この言葉を使って、
気持ちを伝えているでしょうか?
講師が、「今直ぐ携帯で送りたい人に、メッセージを送ってみてください。
返事が早く帰って来た人順に、プレゼントをさしあげます。」
とおっしゃって、メッセージを送ってみると
「急にどうしたの?」
「授業で送れって言われたんでしょ?」
等といった返事が返ってきました。
韓国人は日本人よりも、普段から「サランへ」などを言っているイメージを
持っていましたが、意外とそうでもなさそうです。
私自身も、「サランへ」はちょっと照れくさくて言いにくいのですが、
日本語の「愛してる」よりは、ハードルが低くて言いやすいので、
メッセージを送る時たまには使う事もあります。
最後に、一人一人感想を言って、皆さん授業に積極的に参加していた
様子で、感想を言いながら涙ぐんでしまう人もいました。
なによりも、私の横で一緒に授業を受けていた年上のお姉さんは、
本当に前向きで、明るく楽しく、ストレートな発言に思わず
笑ってしまったり、サバサバした姉御肌の方でした。
周囲の人達とも仲良くなって、このまま分かれてしまうのが
名残惜しく感じました。
私だけではなく、受講生一人一人が表情が明るくなり、心を癒された
12日間でした。
様々な事情を抱えた人達の憩いの場、休憩所。
来月も継続して受講する人、卒業していく人、
皆がより元気に、幸せな道を歩んで行きますように。