午前中に自活センターの教育に参加するのが、
ルーテインになっていますが、
金曜日がセンターの工事の為に、お休みということで、
木曜日の夜ですが、なんだか週末のような感じがします。
うつになる前は、週末に映画鑑賞をしたりしていたのですが、
意欲が喪失してしまって、映画を観たいという気持ちもわかず、
ひたすらボーッとして時間の流れに身を任せていた感じです。
映画を観る時間が、充分にあったにもかかわらず、ここ数か月
全く観ていませんでした。
ふと「映画でも観ようかな」という気持ちになったので、
さっそく行動に移そうと、日本映画のお勧めを検索してみると、
「余命10年」という作品に出会いました。
日本では、2022年の3月に公開され、SNSを中心に反響を呼んだ
同名恋愛小説を映画化した作品です。
❝20歳で不治の病に冒され余命10年を宣告された茉理は、
生きることに執着しないよう、恋だけはしないことを心に決めていた。
ところが、ある日、地元の同窓会で和人と出会い恋に落ちたことで、
彼女の最後の10年は大きく変わっていく。❞
よくあるストーリー展開だと思って見ていましたが、茉莉の心の動きを
良く演じていて、まるで一緒に茉理を見守る家族のような感覚で
映画を観ていました。
一番辛いのは本人ですが、本人だけでなく、見守る家族の思いを考えると
胸が締め付けられました。
死のうとしていた和人が茉理と出会う事で、変化していく様子。
人生で一番輝いた時期を、精一杯生きて、この世を去った茉理。
移り変わる自然の景色の美しさを背景に、素直に泣けて、
胸が一杯になりました。