カズ姉のブログ

韓国在住のアラフィフです。日々 感じた事を記して行きたいと思います。

約束

長男が家に帰って来てから、ストレスが溜まって、眠りが浅くなっています。

同じ家で生活していても、家族との関係性によって

体調やメンタルが変化するものです。

 

つい最近まで一緒に住んでいた末っ子は、

料理だけでなく、家事も皿洗いは自分の分担と責任感を持って

やってくれましたし、部屋の掃除も自分できちんと管理して

綺麗に保っていました。

「いつでも結婚できるね」なんて冗談を言っていたほどです。

 

長男は、とにかく家事をしない、散らかすと家族の中では

ひんしゅくを買ってしまう存在で、

「夜のお皿洗いはお願いね」

「うん」

 

洗っていないまま翌日

「お皿洗ってなかったね」

「お昼にやるから」

 

私は仕事で出勤し、果たして家に帰ってからお皿は洗われているのだろうか?

仕事をしながら考えていました。

 

高校時代、うつ病で朝起きることが出来ずに遅刻が続いた時も

「遅れて学校に行ける?」

「うん」

担任の先生から電話が入って登校できていないとの知らせ。

「出掛ける前には、遅れて行くと言ったんですが…」

 

何度そのようなやり取りを繰り返したことでしょうか?

 

私の心の中に、余りにもそういった事が繰り返されたので、

「どうせ、お皿を洗ってなんてくれていないんだ。

そしていつものように私がその後始末をする羽目になるんだ」

「もううんざり。こんな現実は作りたくない!

自分の部屋に返れと言ってやろうか!」etc....

何とかして長男にお皿を洗わせたい自分がいました。

 

とにかく、今までと同じ対応をしていたら、何事も進展しないですし、

お互いの関係性も悪くなってしまいます。

 

家で何もしなかった長男も一人暮らしを始めて、様々な体験をし、

人間関係、軍隊の事、学校の事、アルバイトの事など

思うように行かないことばかりで、疲れ切ってしまって

家に帰って来ているのは事実です。

 

今までの私だったら、そんな相手の事を思って全てを受け入れて

対応していた事でしょう。

ある程度はそういった事も必要ですが、そんな態度も度を過ぎてしまうと

かえって相手の為にならないことがあると最近学びました。

 

この現実を創ったのは私自身です。

「あなたのせいで、よく寝れないじゃない!自分の家に帰って!!」

前回家に戻って来た時に、そんな言葉を吐いてしまっていました。

 

私が相手に左右されやすい、相手に合わせ過ぎる、神経が過敏など

私側の問題でもあるのに…

 

家族は家庭の中で相手との関係性の中で、お互いが心地よく

暮らしていける距離を見付けて生活していくのだと思います。

 

自分軸を保ちつつ、長男とどう折り合いを付けて生活をして行くか?

 

朝方、目が覚めうとうとしている時に、お皿を洗っている音が

聞こえてきました。

 

結局、帰宅したらお皿はシンク台の中にそのままになった状態でした。

夕食は友達と外食すると言っていたので、お皿を洗わずに

家を出たのでしょう。

 

がっかりした私は、そのままにして、「朝ご飯を作らないとか

何か対応をしなくては」なんて考えながら床に入りました。

 

「お皿を洗う」という約束は果たされました。

 

今まで私は長男のペースを理解せず、自分の思い通りに

しようとしていたのかもしれない。

もっと余裕を持って、待ってあげたらよかったのかもしれない。

そんな風に思えました。

 

自分の思い通りに動いてくれない人、出来事、そんな時こそ

心の許容範囲の拡がりを試されているのかもしれません。

 

宇宙からのギフトの期間として、長男と少しでも穏やかに

過ごせるように自分の心と向き合っていきたいと思います。