父のお香典を「他の人に気付かれないように」と本の間に挟んで渡してくれた
友人に、借りていた本を返そうと、近所のカフェでお茶をしました。
思いがけない本との出会いでしたが、どうやってこの本と出合ったのかと
エピソードを聞いてみると、日本の雑誌に紹介されたソウルにあるカフェで
出会ったとのこと。
そこのカフェの主人は、自分で作った野菜を近所の人達とシェアしながら
イベントなども手掛けているそうです。
子供達の近況、ご主人の事、ワクチンの事など話は弾み、
最近は一対一で会って、その人の話に集中して
お互いのエネルギー交換ができるスタイルが好きで数人で会うことは
ほとんどなくなりました。
学校になかなか馴染めない、末っ子に手を焼いている彼女。
たこ焼きが好きだと知って、我が家のたこ焼き器を譲る事に
しました。
もう捨てようかなと思っていたのですが、毎週金曜日に来るたこ焼きの
車を心待ちにしているそうで、自分で作って食べる楽しみを
持ったら、もっと元気になれるかなという期待もありました。
子育て中のお母さんに読んで欲しいと思い、日本に帰国した時に
購入した本を今度は私が彼女に貸しました。
本の貸し借りを通じて、人が繋がり、本で得た知識をシェアしながら
ポハンでの暮らしが少しでも楽しく豊かになったらいいなと思っています。