幼い頃から虫歯が多く、いつも医者に通って治療していた記憶があります。
子供を産んでからは、やはり歯が悪くなって治療をしなければならないにもかかわらず、言葉の問題、韓国の歯医者を信頼できず、ほとんど治療を受けずに過ごしていました。
虫歯も放置したまま見て見ぬふりをして、仕事と家事に追われ、自分の事はいつも後回し。
夏の終わりに体調を崩してからなかなか体調が元に戻らず、それでも何か解決策はないものかとずっと考えていました。
子供が大学に進学するとなると掛かるお金の額も桁違いになって、
ますます自分の歯の治療を考える余裕もなく、娘に歯医者に行こうと何度も言われたにもかかわらず、体調の悪さを理由に先延ばしをしていました。
何とか現状維持をしていた前歯がグラついてきて、
「もうこれ以上は限界!! 早くいかないと!!」
「今行かないと取り返しのつかないことになる…」
そんなメッセージを感じました。
やっとのことで重い腰を上げ、ネットで検索をして
迷いに迷った挙句、近所の歯医者にやっと予約完了。
本当に何年振りだろう…
何度も行ける機会はあったのに…
過去を振り返って後悔して、自分を責めても何もよい事はありません。
写真を撮って、治療台の上に映された自分の口内写真は悲惨な状態。
隙間だらけの抜けたまま放置していた歯。
インプラントも数本しなければならない状態。
現実は厳しい状態です。
更に詳しく見るためにまた写真を撮ってから、専門の先生が写真を見ながら
詳しく説明をして下さり、金額も分かって、やっと先が見えてきました。
そうしているうちに、グルグルしていた思考もだんだんと整理され、
少しずつできる範囲でやって行こうと前向きに考える事が出来るようになり、
とりあえず、前歯の虫歯治療から始めようと決めて、
今日はスケーリングを受けることにしました。
前歯に歯石が溜まっていたのが除去されてスッキリ。
「本当によくやったね!!」
「今日が時だったんだよ。」
終わってみれば、何で行かなかったんだろう??
そんな気持ちにもなり、
思考がどれほど行動を制限しているのかを身に染みて感じた一日でした。