コロナが切っ掛けで、以前と比べると家で静かに過ごすことが多くなりました。
YouTube動画ばかり見ていたせいか,目の疲れから頭痛がしたり、
人の情報ばかりを追っていると自分の考えがわからなくなってしまうので、
ここ最近は、読書を楽しんでいます。
著者は癌で死にかけた時に体験した臨死体験を通じて自分の内面を探って
どうして自分が癌になったのかを語っています。
❝以前は何か迷うとまず、外側に答えを見付けようとし、本や先生やグルに頼り、
自分に答えを与えて欲しいと望みました。それは、初めての癌の診断を受けた時、
まさに私がした事でした。その結果、ますます方向性を見失しなってしまうことになっただけでした。自分のパワーを他人に与えてしまったからです。❞
(中略)
❝状況が困難思えたら、それを物理的に変えようとするのではなく、(臨死体験の前に私がしていたことですが)、まず自分の内側の世界を調べるようになりました。
ストレスや不安、惨めさを感じたら、内側に入って、その感情と向き合いました。
気持ちが落ち着き、自分の中心を感じられるまで、一人で座ったり、自然の中を歩いたり、音楽を聴いたりするのです。そうすると外側の世界も変わり始めて、何もしなくても障害物が消えていくことに気ずきました❞
私もストレスを感じた時に、以前だったらすぐに誰かに電話を掛けて、話を聞いてもらったり、外側の環境を変えようとばかりしていましたが、
最近は自分の内側を観察して、どこからこの思いが出てきているのか、
相手のどういったところに反応しているのかを観察するようになりました。
そうすると、自分も似たようなところがあると気が付いたり、無意識に抑え込んでいた感情だったと気が付くと、イライラしていた気持ちが消えていく体験をするようになりました。
私達は文化的、社会的な通念、子供時代に教えられたことをずっと
信じていることがあります。
著者はそういったものに囚われて自分を非難し、自分に辛くあったっていました。
臨死体験を通じて、それは社会的に求められた偽りの基準にすぎないと
分かったそうです。
❝内側が外側に影響を与えるという見方は、自分の内なる導きを十分に信頼することを意味します。それは、私の感じていることが、私の宇宙全体に影響をおよぼすということです。言い換えれば、私はクモの巣状の宇宙の中心にいるので、全体に影響を与えているのです。ですから、もし私が幸せなら、宇宙も幸せです。私が自分を愛していれば、他のみんなも私を愛するでしょう。もし私が平和なら、全ての創造物が平和なのです。❞
この本を読んで、改めて自分をありのまま受け入れて、大切にすることが、平和な世界に繋がることを感じました。