野口義則さんのメルマガに
精神科医の片田珠美さんの、『一億総ガキ社会』という
著書が紹介されていたので読んでみました。
不登校、引きこもりは「打たれ弱さ」
クレーマー、モンスターペアレントは「他責的傾向」
この一見相反する二つの兆候の根本にあるのは、実は同じものである
ーいずれも、自己愛的イメージと現実の自分とのギャップを
受け入れられないがゆえに出る兆候であると述べています。
では、成熟して大人になるためにはどうしたらいいのでしょうか?
ごく少数の天才や大スターを除いて、大多数の人々は、失敗や挫折を
積み重ねつつ、夢や自己愛的イメージを「断念」していかざるをえない。
それがなかなかできない「成熟拒否」
の人々が増えているのである。
何事も経験し失敗を繰り返す中で、何でもできるわけではないということを
受け入れる過程を通じて大人になって行くんだと思います。
3人の子供達も自立に向けて成長している過程の中にありますが、高校退学を経験した後、4年のブランクを経て大学に入学し大学生活を送っている長女。
うつ病で遅刻、欠席を繰り返しながらも高校を卒業し、今は大学2年生の次男。
高校退学し、大学受験を目指している末っ子。
三人三様の挫折を経験しながらも、たくましく成長している姿を見守りながら、
私自身の自立に向けて参考になる本でした。