カズ姉のブログ

韓国在住のアラフィフです。日々 感じた事を記して行きたいと思います。

私が執着していました。

大学の新学期が始まりました。

 

オミクロン感染が広がっている中でワクチン未接種者の息子は、

「様子を見ながら寄宿舎に行く」と言っていたものの、

突然、「寄宿舎ではなくて、ワンルームを借りたい」と言い出す始末。

 

「え~~~~!!」あなたが、一人暮らしをするって???

 

母親としては、寄宿舎だったら食事の心配もなく、

家でほとんど料理もしたことがない息子のワンルーム暮らしは

とても想像できるものではありませんでした。

 

高い寄宿舎代を払っているにもかかわらず、施設や寄宿舎の食事、

ルームメイトの問題など、色々な不満があったようです。

 

私が反対すると怒って反発してくるので、

これはちょっと考えてあげないといけないなと、

私も情報収集しながら息子の立場になって考えてみました。

 

私が一番心配なのは食事の問題で、息子は家でほとんど料理をすることもなく、

少し家で料理の経験をしてから2学期からそうしたらと言ってみても

「切羽詰まればやるようになる」と言って全く聞き入れる気配がありません。

 

ワンルームの物件も探して、気に入った所が見つかったようで、

友人達と情報交換しながら、不動産会社と連絡を取ってどんどん話を進めているようでした。

 

寄宿舎代と部屋代が変わらないし、ワンルームを借りて生活した方が、

自炊も出来るし食費も節約できるからというのが言い分です。

 

調べてみると福祉の支援を受ければ、部屋代も節約でき、

寄宿舎よりもコスパがいいと判断して私もやっと息子の意見を尊重しようと

思えるようになりました。

 

去年、寄宿舎に行くときは、私が随分と手を出してしまっていて、

末っ子にも「何でお兄ちゃんの荷物をお母さんが準備してるの?」と

指摘されていました。

 

娘の件でも息子の件でも、私の過干渉が問題だったと気が付き、

特に息子に対しては過干渉がひどく、不安だからという理由で

本人がやるべき事を奪っておきながら、

「出来ない人」というレッテルを張っていた事に気が付き、

出来ない息子の分を私がやらなければいけないと無意識に思い込んでいたために

負担に感じていたんだと腑に落ちました。

 

職場でも仕事をしながら、自分が「せっかち」である事を自覚していましたが、

息子は自分のペースでやろうとしているのに、

私とペースが合わなかっただけでした。

先走りしてイライラしてしまっていた事に気が付いたお陰で、

思っていても口に出さずに信じて待ってあげようと

数日間、息子の様子を見ていました。

 

「私だったら、こうするのにまだしないの?」

「今しておかなくても間に合うの?」

言いたい思いをググっと心にしまい込んで見ていると、

それなりに準備をしている様です。

 

去年の今頃はイライラもピークで、随分とストレスを受けていましたが、

結局は「自分の思い通りにしたい」という私のエゴが原因だったわけで、

子供を信じていなかったんだと反省しました。

先走りし、お節介を焼き、エネルギーを消耗していた私です。

 

他人に向けて使っていたエネルギーを自分に向けられるようになれば、

もっと楽に生きられるかもしれないと思いました。

 

子供の成長と共に私の執着をまた一つ手放すことが出来そうです。