カズ姉のブログ

韓国在住のアラフィフです。日々 感じた事を記して行きたいと思います。

寂しかった、愛されたかった

「ガシャン!!」

 

娘が、部屋のガラスを割って自分の要求を

満たそうとしていることに気が付きました。

 

思わず「それじゃあお母さんを脅迫しているのと一緒じゃない」

「おじいちゃんの遺産から300万W 出して!!」

そしたらテグに行くから。

もう二度と家には戻らない。

 

最近になって頻繁にお金を要求してくる娘の態度に不安を感じていました。

 

カウンセリングを受けた先生に連絡を取ってアドバイスを頂き、

娘には今お金を掛けてあげる必要があることに気が付きました。

 

弟は親からの支援を受けて大学に通っているのに、

自分は仕事をして自分の力で大学に通おうとしてる事を考えると、

仕方がないと分かっていても、どんなに寂しかっただろうと

娘の気持ちが分かって心が痛くなりました。

 

そんな気持ちを上手に表せずに、私に怒りという形でぶつけてきていたんだと思います。

 

親はそんな子供の気持ちを汲み取ってあげることができずに、

目に見える行動だけで判断して対応を誤ってしまう事が多いなと思いました。

 

普段着飾ることもあまりない娘に対して、

先生も「もっとおしゃれをしなさい」とおっしゃっていたそうです。

弟達の事は一旦置いておいて、今は娘の事をよく支援してあげたらいいと

アドバイスを受け、

娘の願い通りに送金をしてあげました。

 

娘にとっては「弟達の面倒をよく見てない」と怒られて、体罰を受け、

厳しく怖いおじいちゃんだったかもしれません。

私も嫁いだばかりの頃、昔の韓国の教育方法に驚き、これは躾ではなくて暴力ではないかと思いました。

 

そんな義父でも、私が子供に厳しくするのが苦手で、

甘すぎる親なので

憎まれ役を演じて下さった存在だったのではと今では感謝しています。

 

義父さん、ありがとうございます。

このお金を娘が大学に行くための準備金として使わせて頂きます。

どうかいつか娘が成熟し、それも一つの愛だったんだと分かる日が来るようにと祈って。