カズ姉のブログ

韓国在住のアラフィフです。日々 感じた事を記して行きたいと思います。

テグへ

とっ散らかった部屋の片付けをしながら、テグへ行く準備をして数日が立ちました。

 

もともと片付けが得意ではない娘でしたが、メンタルが悪化してからは本当に部屋がひどい状態になっていて

心の状態が、部屋の状態を物語っているようで、私もその辺はよく理解しているので、何も言わずに見て見ぬふりをしていました。

 

お金を振り込んであげてからは、問題行動は消えて、どうやら私の思っていたことは当たっていたようです。

 

相変わらず私にはよそよそしい態度で、食事も一緒に取ろうとせず、どこかに出かけたり、出入りしながら「いったいいつ行くんだろう?」と思っていたら、

夜になってスーツケースを持ち出そうとしているので、「寒いのに、今行くの?」と思わず言ってしまいました。

 

とり合えず、必要なものを詰めて準備したといったところで

「飛ぶ鳥跡を濁さず」という状態からは程遠いものですが、今の娘にとっては精一杯だったんだろうとそのまま受け止めました。

 

割れた窓ガラス、穴がボコボコに開いたドア…

余りにも痛々しい状態です。

 

可愛がっていた猫に頬を寄せてお別れの挨拶。

 

本来だったら抱き合って泣いて別かれるのでしょうが、まだ娘と私の間にはぎこちない空気が流れていて、私が一緒に行こうとするのを止められてしまいました。

 

言葉でもっと表現できる関係だったらこんなにこじれる事はなかったことでしょう。

YouTube動画で子供との対話法を見て教科書とはほど遠いレベルの自分であることを嫌というほど感じました。

しかも母国語ではなく韓国語でとなるとハードルは高くなるばかり。

 

余りにもさっぱりした別れだなと自分でも思ってしまいましたが、私も日本に帰省した時、別れる時に実家の母親の態度を見て、ちょっと寂しい思いをしたことがあるので、母もきっと言葉にできない思いを抱えていたのかもしてないなと思いました。

 

さっぱりしていたのは、数日前にカフェで今までの事を思い出して心の整理をしていたからなのかもしれません。

心配や不安を感じていたら本当にきりがありません。

 

自分の思い通りでなくてもいいんだ。

これが精一杯なんだ。

 

いつもいつも一人でさせてしまって、もう習慣になってしまって…最後まで…

どこか自分とダブってしまう娘の姿を遠くか見守って心の中で祈りを捧げました。

 

言葉に出して言えなかった思いをメールで送って…

 

読んでくれるかな?

 

しばらくは一人でゆっくりして、誰かに気を使うことなく過ごして

エネルギーを貯めたら、人と会って遊んで高校中退したことを後悔した事を繰り返すことのないように、悔いのない人生で最も輝いた20代を送ってほしいなと思います。