去年、妹が韓国に遊びに来た時に、車で動いてくれた友人に
妹の死をどう伝えたらいいのだろうと思っていました。
普段から親しくしている私の友人と一緒に、日本人のオーナーが運営
している行きつけのお店でランチの約束をしました。
先に来た私の友人に、話をしたところ、ある程度話の流れから、
事の成り行きを察していたようで、正直に話す事ができました。
お香典まで渡してくれて、本当に有難く、感謝でしかありませんでした。
少し遅れて彼女が到着し、日本でのエピソードを話しながら
会話をしていると、「ところで心不全って、どういうことですか?」と
彼女が疑問を投げかけてきました。
彼女は、妹の発達障害の事は知らなかったようで、健康だった人に
突然、そんなことが起きるのかと疑問に思っていた様子でした。
お互い気の合う友達同士だったことは、知っていても、どの位
妹のことを知っていたのか分からない立場で、妹の死をそのまま
伝えた方がいいのかどうなのか迷いはありました。
でも、ごまかしたりウソをつくのも違う気がしていましたが、
あまりにも彼女が突っ込んで聞いてくるので、とうとう正直に
言わざる負えない状況になってしまい、本当のことを伝えてしまいました。
まだ私自身、心の整理が付いていないので、涙が溢れてしまいましたが、
彼女には、正直に伝えて良かったんだと思いました。
形見分けで貰って来たブレスレットを渡し、その後も色々な話を
ゆっくりしながら、話す事ができ、直接自分が体験しなかったとしても、
第3者の立場でにこの死に向き合った時、生きることの意味を
もう一度、考えてもらえたらという気持ちになりました。
異国の地で出会った仲間達。
子育ての悩み、家庭の悩みを共に共有しながら、これからも
「今日も元気に生きていこう!」と前向きになれる
そんな繋がりをこれからも持ち続けて行きたいなと思います。