昨日は旧正月で、いつも通り義弟の家に集まって茶礼をしました。
私が電話した時は、外出はダメだと言っていた病院ですが、
夫が長男で茶礼をしなくてはならないからと何度も交渉したようで
義妹から電話が掛かって来て
「お姉さん、家に一泊して病院に戻ることになっています」
と聞いてビックリしました。
担当医の配慮で特別に許可をしてもらったみたいですが、
こんな時、「やっぱり私は日本人だな~」と思ってしまいます。
韓国に来て、韓国人はなんとしてでも自分の意見を押し通そうと
して交渉するのですが、日本人はダメだと言われたら素直に
「ハイ」と相手の言うことを聞いてしまうと思いますが、
私だけでしょうか?
とにかく、弟の家に行った後に面会に行くこともなくなって、
家族と一緒に茶礼の行事に参加できたのが何よりでした。
夫の様子は落ち着いていて、夫の言った話を鵜呑みにしてしまった
義弟が後で「やっぱり変だと思った」と、妄想であったことが
分かったり、普段接していないと、どこまでが本当でどこからが
妄想なのか聞き分けることが難しいんだなと思いました。
義妹は、料理がとても上手で、いつも息子に手伝わせながら、
沢山の種類を1人でよく準備しているなと感心してしまいますが、
私も以前は準備をして、お客さんを迎える立場だったので、
迎える側の苦労も分かり、本当に感謝だなと思う反面、
もう少し楽に準備ができたらいいのにと思ってしまいます。
食事後は、子供達の話をよく聞いてくれて、
韓国の大学のことやその他、私には手の負えないことばかりで、
子供達に任せっきりになってしまっている私には、親族の存在が
本当にありがたいなと思う事の1つです。
韓国に住んで二十数年経っても、言葉の壁や文化の壁が
全てなくなったわけではありません。
周りの人達に助けられ、支えられて何とかやっています。
夫は義弟に任せて、泊めてもらい、翌日病院に連れて行って
もらう事にしました。
思いがけない旧正月の出来事でしたが、私の本心が
とても喜んでいるのを感じた素敵な年始めの一日と
なりました。