「あ~私を見ているみたいだ」
娘が溜まりに溜まった思いを私に吐き出しているのを聞きながら、
私自身友人や周りの人たちに対して認めてもらいたくて
人の世話を焼いていたんだと気が付いたことがありました。
(もちろん本人は無意識に承認欲求を満たそうとしていたなんて、
これっぽちも思っていないわけですが)
相手が「これ、欲しいな~」と言っただけですぐに買ってきたり、
弟の身の回りの物を買ったりと私よりも弟の事をよく見ていてくれるので
感心していました。
「気の利くお姉ちゃんで偉いな」と思っていたのですが、
自分が母親からしてもらえなかった時に感じた寂しい思いを
させたくないという理由でしていたとは…
仕事の収入がそれ程多くはないにもかかわらず、周りの人たちから関心や愛されたいという動機でしていたんだと、今頃になって気が付きました。
昔、小学生の頃に友人のお母さんから
「いつも日本の物やプレゼントをもらって困る」と言われたことがありましたが、
娘はそうやって人と関わってきたんだと思います。
娘の場合は順番が逆でした。
自分を満たしてから人の事をしなかった為に、自己犠牲的になって不満が残ってしまいました。
友人から利用された事もあったみたいです。
世の中は弱肉強食の世界。
いい人をカモにして利用しようとする人たちもいます。
宗教的な平和主義的な考え方、日本人の協調性、我慢する、
自己主張をせずに従うetc....
韓国社会では、そんな性質がマイナスになることもしばしばです。
娘の心の叫び声を聞きながら、私の今後の生き方を考えさせられる、
そして最近自分の周りで起きた出来事の原因が何であったのかを
知る切っ掛けになりました。