最近映画を観ていないなと思い、久し振りに「お家シネマ」ということで、
何かいいのないかな~と検索をしていたら、
『かもめ食堂』の萩上直子監督作品で『レンタネコ』という作品を見付けました。
家の中は猫だらけ。
ひゃ~っ、こんなに沢山の猫たちと暮らしているなんて!!
幼い頃から人間よりもネコに好かれる子供だった彼女は
「今年中に結婚をするぞ~」なんて紙に書いて貼っているくらいですから、
今も変わっていない様子です。
リヤカーに猫たちを乗せて、「レンタ~ネコ、ネコ ネコ」
とメガホンで呼びかけながら河原で営業をしている主人公。
老婦人がネコを貸して欲しいと話しかけてきました。
千円という格安の値段で取引をするのですが、契約前のお約束は
「猫が住む環境に適切であるのか?」「最後まで必ず責任を持てるのか?」
など、審査に合格しなければなりません。
老婦人との出会いの後も、単身赴任のサラリーマン、OL、
中学生時代の同級生などとの出会いの中で、
猫が人間たちの心の穴を埋めてくれる様子が描かれています。
自由で不思議な魅力のある主人公自身も、祖母を亡くした寂しさを
ネコたちで癒していたのかもしれません。
我が家にもネコがいますが、私自身子供が巣立った心の穴を
埋めてもらいながら生活している者の一人でもあり、共感しながら
ほっこりとした気持ちにさせられる映画でした。